【歌ってみた】mixって何??クオリティを爆上げする技です!!【初心者向け解説】

mix
この記事を読めば歌ってみたにおけるmixがどういうものなのかすぐわかります!!
 

歌ってみたを初めてやってみるという方は必ず  

 

「mixとは何のことなのか」

「mixをやってみたいけど何をしているのかわからない」

「お金を出してmixしてもらうことって何か意味があるの?」  

 

というようなmixに対する疑問をたくさんお持ちだと思います。

筆者であるテノももちろんそのような疑問を持っていました!  

 

そこで!!!  

 

今回、3年間ほどYouTubeや本などを読んで勉強し、歌い手兼mix師となった私テノが  

自分が思うmixとはこういうものだ!!  

ということをまとめましたのでぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!!

 

歌ってみたのmixってそもそも何のこと??

【歌ってみた】凹面黙示録 Covered by テノ

音楽制作においてのmixといえば、「楽器と楽器の音を合わせて聴きやすい音に仕上げていく」「音と音の集まりを音楽にしていく」というようなことを指すと思います。

 

しかし歌ってみたにおいてのmix作業というものは、

 

録音された歌声を用意されたオフボーカルと合わせてクオリティの高い音源にする

 

ことだとテノは考えております。

テノだけではなく、大多数の認識はそうであると勝手に思っております!!!(おい)

とても極端な例を挙げるとすれば、現在で言うとAdoさんが歌っている『踊』という曲での2番頭「どどどどどんな」みたいな声が途切れ途切れで歌われているところ(カットアップ、ボーカルチョップ)などがmixで行えることになります。

【Ado】踊

こんなに極端な例ではなくとも、バラードであればバラードの、ロックであればロックの曲調に違和感なく歌声を乗せるということが歌ってみたにおけるmixといってもいいでしょう!

 

ですので、クオリティの高い歌ってみたを投稿したいと思っている方はmix師に依頼をするか、自分でmixを習得する必要があります!

次章で歌ってみたのmixは具体的に何をしているのかを説明していきます!

 

テノもmix依頼を受け付けております!!

詳しくはコチラに記載しておりますので興味のある方はぜひご検討よろしくお願いいたします!

歌ってみたのmixでの作業工程

歌ってみたのmixを自分でやってみたい!!

mix師さんがどんな作業をしているのか気になる!!

という方に向けて一通りの具体的な作業工程を説明していきます!

テノがmixをする際の作業順を元に並べていますのでこれからmixを始めようという方は是非参考にしてみてください!!

 

ノイズ除去

mixを始める前にまず録音された歌声をソロで確認します。

その理由は歌声にノイズが入っていると上手くmix作業を行うことができなくなってしまうからです。

録音された歌声に入っている代表的なノイズを挙げると、

  • リップノイズ(ぺちゃぺちゃ音)
  • ポップノイズ(ボフッという音)
  • 部屋鳴り(反響音)
  • ホワイトノイズ(サーという音)

などがあります。

なぜ上手くmixできなくなるかというお話は長くなってしまうのでまた別の記事で説明させていただきますが、簡単なところをあげると声を大きくしたいのにノイズまで大きくなってしまい音量調整が難しくなってしまうという問題などが生じるのです。

後々そういう事態に陥らないためにゲートやRX 8(ノイズ除去プラグイン)を使用しある程度取り除ける範囲のノイズを除去します。

 

ピッチ・タイミング補正

次にピッチ・タイミング補正です。

どんなに歌唱力がある人のmixをする際でも欠かせない作業がこの作業になります。

ボカロ楽曲のようにきっちりピッチとタイミングが合っている方がかっこよく聴こえる楽曲では特に正確に行う必要があります!

この作業が歌ってみたのmixのクオリティを左右する重要な要素になることも多くありますので、ピッチ・タイミング補正についてのコツなども今後まとめていくつもりです!

 

音量(フェーダー)調節

ここで一旦サビを中心に音量(フェーダー)の調節を行います。

この作業をすることによって、mixで行うべき作業が見えてきます。

例を挙げると、「サビを聴こえるようにするとAメロが聴こえなくなる」「サビの盛り上がるところが音の重なりがありすぎて圧迫感がある」などです。

最初の方は正しく判断できない場合もあると思いますが、「ここが聴こえにくいな」のような曖昧な感想だったとしてもそれを聴こえやすくするためにmixしようというような方向性が見えてきます。

自分の参考にしたい歌ってみたやボカロ楽曲の音量バランスを聴きながら調節していくことをオススメします!

 

EQ(イコライザー)

次にEQ(イコライザー)をかけます。

EQ(イコライザー)を簡単に説明すると、いらない音を削って必要な音を大きく聴こえさせるものになります!

すごく文章で説明することが難しいのですが、歌声の印象を明るくしたり耳に痛い高音を聴きやすいものにしたり出来るmixにはなくてはならない工程になります。

 

楽曲によってEQ(イコライザー)とコンプレッサーの順序が変わる可能性もありますがその理由についてはまた別記事でお伝えさせていただきますのでお待ちください!!

またEQ(イコライザー)の詳しい使い方やコツもまとめますのでお楽しみに!!

コンプレッサー

次にコンプレッサーをかけます。

コンプレッサーを簡単に説明すると、音が大きく出過ぎているところを圧縮してバラバラな音量の歌声を均一にするものになります。

バラバラの音量差を均一にするだけで聴きやすくなるのですが、色々あるパラメーターをいじることによって歌声にパンチを持たせたりあまり前に出てほしくないハモリ・コーラスを後ろに引っ込めたりできるのでこちらも歌ってみたのmixにはなくてはならないものだとテノは考えております!

最初のうちはどのような変化が起こっているかわからない難しい工程ですので、vocalのプリセット使用することが無難かと思います!

こちらのコンプレッサーも使用方法やコツについて詳しくまとめるつもりですので楽しみにお待ちください!!

 

サチュレーター

つぎにサチュレーターをかけます。

サチュレーターを簡単に説明すると、デジタルで録音された歌声にアナログ特有の歪みや倍音を付与するものになります。

簡単に説明できませんでした!!!!!!!!

もう少しふわっと説明すると、なんかいい感じの音になります!!!!

いや、本当にそうなんです!!(ごり押し)

音量を上げるだけじゃ圧迫感がすごく聴いていて疲れる音源になってしまいますが、歪みや倍音が加わることによって音量を上げなくても歌声が前に出てくるようになります。

cubaseには「MagnetoⅡ」という付属の性能がいいサチュレーターがありますのでぜひ使ってみてください!

あまりかけすぎても歌声がつぶれてしまう原因になりますので容量用法を正しく守って使用してみてくださいね!

サチュレーターの容量用法、コツをまとめた記事も後日あげさせていただきます!

 

空間処理

次に空間処理です。

空間処理とはリバーブやディレイのことになります。

簡単にいえばカラオケのマイクで歌ったときに声にかかるエコーのようなものです。

この空間処理をしないとどれだけこれまでのmixが上手くいってもなぜか歌声がオフボーカルから浮いて聴こえるというような状況が生まれます。

聴こえるか聴こえないかぐらいで薄くリバーブをかけることによって歌声が浮いて聴こえなくなります。

また、リバーブの調整によって歌声をきらびやかにしたり暗めにしたりもできますので色々試してみましょう!

あとリバーブはセンドで使用しましょう!!

テノはセンドを使うということを知らず3か月ぐらい悩んで寝込みました!!(嘘)

 

マスタリング(仕上げ)

最後にマスタリング(仕上げ)です。

歌ってみたにマスタリングがあるのか無いのか論争はありますが、音圧上げなどの仕上げをしないわけにはいかないのでテノはマスタリングと称して仕上げを行っております。

主に仕上げとして行う作業は、

  • EQ(イコライザー)で聴きやすいように微調整
  • マキシマイザーで音圧上げ

です。

テノも研究中ですのであまり偉そうにお伝えすることができませんが、mixの終わった音源をいい感じに音圧上げすることができれば何をやってもいいと思っております!!

…とそんなわけにもいかないので詳しく調べて記事にさせていただきたいと思います!

 

このような工程でテノは歌ってみたのmixをしています!

曲によって順番が変わったり、処理が増えたりすることもありますが大体の楽曲でこれらの処理は絶対に行っております。

質問やこうした方が良いんじゃないかという意見お待ちしておりますのでTwitterのDMお問い合わせからよろしくお願いいたします!!

mix前の歌ってみたとmix後の歌ってみたの比較

今まで歌ってみたのmixについてお話してきましたが、実際どのぐらいクオリティに差ができるのか気になりますよね!?

ですのでテノの投稿している歌ってみたの「アイカ/れるりり様」を例に比較してみましょう!

mix前

音量バラバラ、ピッチも甘い、ハモリ・コーラスとメインが重なって聴きづらい音源ですよね!!!!

恥ずかしい!!!!

それがmix後になると

 

mix&エンコード後

【歌ってみた】アイカ Covered by テノ

だいぶ聴きやすい印象になったのではないでしょうか…!!!

左右から聴こえてきたり、ケロケロになっていたりとエフェクトも綺麗にかかっていると思っております!

これが歌ってみたにおけるmixでした!

興味のある方はぜひmix始めてみてください!

また、クオリティを爆上げしたいからmixを依頼したいという方はTwitterなどで自分好みの音源をmixしている方で依頼を募集している方を探してみて下さい!

もちろんテノも依頼を受け付けておりますのでお待ちしておりますよ!!

まとめ

今回は歌ってみたにおけるmixとはこういうものだという記事でした!!

いかがでしたでしょうか。

歌ってみたのmixが録音した歌声をさらに素晴らしいものへ仕上げてくれるという一例をお見せできたと思っております!

クオリティ爆上げでしたよね!?!?!?

つたない文章でわかりづらいところがあればぜひいつでも質問してください!!

お問い合わせでもTwitterのDMでも大歓迎ですので…!!!

 

歌ってみた・mix・録音方法・機材など質問があればなんでもお答えしますのでお気軽にテノ(@Teno_Amia)にご相談ください!

mix依頼も受け付けていますので是非よろしくお願いします!!!!!!!!

下の記事で歌ってみたの作り方を説明しています!
初心者の方にはおすすめの記事となっています!